①バックアップ用のメディアを用意します。
特に指定はありませんが安価になってきている大容量のHDDなんかがおすすめです。
BDやDVDでもよいのですが、バックアップしたいファイルが多いと入れ替えが面倒だったりします。
バックアップソフトを使うと復元できなくなる可能性があるので、コピーで対応するべきです。
500GB以上あれば問題ないと思います。
②デバイスドライバのバックアップを取ります。
Windows7のメーカー品の場合、ドライバがカスタム化されている場合や特定のバージョンでしか動作しないアプリケーションがインストールされている場合があります。
特にマルティメディア関係でデジタル放送対応チューナー搭載型などでは最新のディスプレイドライバを使用すると動かなくなります。
ドライバディスクが無い限り、バックアップは取るべきです。
バックアップはフリーソフトの「Double Driver」を使うと一括で保存できました。
サードパーティを使いたくない場合は以下のサンプルコマンドでもある程度はバックアップする事が出来ます。
dism /online /export – driver /destination:”c:\*”
詳しくはネットを確認してください。
③アプリケーションのインストーラーをバックアップする。
Windows7アプリは大体の場合Windows10で引き続き動くのですが、OSインストーラーに削除されたりするのでアプリケーションディスクが無い限りは出来るだけバックアップを取ってください。
レストアフォルダやレスキュー/バックアップアプリの機能でレストア領域から解凍できる場合があります。
④ハードウェア制御アプリを削除する。
無線・ネットワーク関連のアプリははっきり言えば必要ありません。省電力関連も削除するべきです。そんなものは最初からOSについています。
残しておいても問題なさそうなアプリはマルティメディア関連とオフィススイートぐらいなものです。
また、インストーラーがWindows10に対応していないクソ仕様の場合はアンインストールできなくなります。
もっとも、OSをアップグレードしてからじゃないとわからないのですが。
⑤Windows10のインストールディスクを作成する。
MicrosoftのHPから今でも(2019/08/21現在)ISOイメージをダウンロードする事が出来ます。
DVDの場合は3枚組・BDの場合は1枚で作成できます。
ウチの環境ではBDが使えたのでそのまま焼きました。
ISOイメージはWindows7以降であれば右クリックからのメニューで焼く事が出来ます。
⑥OSをインストールする。
Windows10はネットワークからのインストールにも対応していますが、Windows7上でインストールディスクから起動した方が更新ファイルもダウンロードしてくれるのでです。
ここまでくればあとはインストーラーの指示に従ってください。
⑦インストール完了後、②のドライバをデバイスマネージャを見ながら復旧する。
この際、TVやマルチメディアアプリで不具合が出た場合はWindows10インストール時に適用された新しいディスプレイドライバが原因となっていることが多いです。
古くても②のディスプレイドライバを使いましょう。
メーカーPCの場合はアップグレードしてもクリーンインストールしても必ず多少のトラブルが出ます。あきらめてください。
長く使いたいのであれば新しいPCを買った方が無難です。