4月 2011のアーカイブ

三春の滝桜   Leave a comment

花見に行ってきました。
前日の天気が思わしくなく早朝まで雨が降り続いていたものの、日が昇ってみれば爽快な青空。
前日にオフ会を企画していたものの雨との予報で断念していましたがいそいそと自分ひとりだけ抜け駆けしてきました。

 

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自宅の桜の木はなんとなくまだ残念な感じで、まだ早いのかなと思いつつ市内の桜は既に咲いているので病気なのかなぁと心配。

道路も乾いてやや肌寒いぐらいの快適なコンディション。
R115を西に上って途中からR349に乗り一路田村市へ。元々は三春町は独立していたのですが、田村氏として周辺自治体と合併したのです。
二時間近くを走り田村市のバイパスを抜けいよいよ滝桜ヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉー

と、思ったら。

10kmぐらい手前からひどい渋滞なのです。
全然車が動かない。
事故でもあったのかな・・・(´・ω・`)
左手はプルプルしてくるし、右手はアクセルハッピーの症状が出てきて非常につらい状況に。
そんな時、後ろから颯爽と大型バイクに跨ったかなりお腹が出ちゃってるチョイ悪親父達が対向車線を逆走していくのです。
「いいなー」
早速自分もセンターライン内をすり抜けることに。
でも、普通に走るよりもすり抜けや蛇行は凄く疲れるのですよ。

ヒィヒィ言いながら滝桜到着。
正直時期はまだ早いかなとか、前日まで嵐だったしなとか、原発騒ぎで人なんかいないだろうと思ってました。

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甘かった。
駐車場は車でごった返し、広場は人で溢れ、公衆トイレには長蛇の列が出来ていました。
GW前とは言えこんなに人がいるとは。
原発騒ぎの反動かな?
周辺の農家の人たちも面食らったらしく、露店の準備も殆ど出来ていないのでおおわらわだったようです。
ただ、例年と比べて大型バスでのツアー客よりはマイカーでの個人客が多かったように思います。

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今年も立派に咲いた三春の滝桜。
なんだか本番のような咲き方なのであと二週間も持つのかと気になるところです。
気温も例年よりやや高めといった感じ。
久々の遠出なので膝にキタ━━(゚∀゚)━━ので近くの自販機で珈琲を買って土手に座ってしばし休憩。

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滝桜正面。
人との対比で如何に大きいかが分かります。
花びらを写す人。
シートを敷いてピクニックな人。
家族連れ。
走り回る子供。
イイです。凄くイイ。

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ダムサイト駐車場にて。
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どこから聞きつけたのか、マイミクさんからお茶のお誘い。
ちょうど時刻もお昼過ぎだったので一緒にランチをと思い、三春ダムで待ち合わせ。
湖面に反射する空の青さがたまらないのです。
ダムサイトの桜も見ごろを迎えたものの、管理棟に併設されたギャラリーは震災の影響で閉鎖中。残念でござる。
町内への道すがら、見慣れたバイクが停まっているのを 発見(*゚Д゚) ムホムホ 。
どうやら別なマイミク集団さんたちが有志でオフ会を開いていたようです。
店の外からガン見して、そのまま去りました。

どこもかしこも大渋滞していたものの、なんとかいつもの駐車場に到着し、近くの食堂にてラーメンをいただいてきました。
速攻がっついたのでシャメはありませんm( __ __ )m

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三春町は整備が進み、渋滞に喘ぐ幹線道路から離れるとこんな洒落た散策路があったりするのです。
昔話を聞いたりで有意義な時間でした。
余りに居心地がよくて帰るのが面倒くさくなってしまったものの、時間も時間なのでお暇を。
空は薄暗く、多少雨に降られたものの通り雨程度で済みました。

渋滞するR115帰りながらアイスを食って帰ろうと思ったものの、前を通ったらまさかの駐車場ガラガラ。
残念だなと眺めたら店内にはアイスを買い求める人の姿が!
だまされたー!
車の流れに流され、そのまま帰宅~(´・ω・`)次喰ったる。

今日の一日はこれでおしまい。
みなさま、おつかれさまでした(ノ´∀`*)ノシ

花見ルート
【ルート結果】
出発地:福島県相馬市黒木
経由地:三春の滝桜→三春ダム→三春町内→いつものだべるところ→自宅
目的地:福島県相馬市黒木
検索条件:バイク/距離優先/有料道路を使わない
距離:約191.70 km
時間:約3時間50分
ガソリン使用量:約 10.1 リットル

初物 による 自然, 車/バイク への投稿 (2011/04/24)

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今年も相馬に桜が咲きました。   Leave a comment

今日は先日種蒔きした稲の苗箱をビニールハウスに運び込んできました。
天気予報でもいっていた通り、時折陽射しの見える風のやや強い肌寒い一日となりました。
原発問題も後を引く中、自分の地区は作付けの許可が下りました。
ただ、おそらく待っているだろう風評被害や残留放射性物質の影響も考えられるため、用意した苗は例年の半分程度。無事に育ってくれればいいのですが。

ビニールハウスの中はポカポカを通り越しTシャツ一枚でも(ズボンはちゃんとはいています)汗ばむぐらいなのに、外に出ると鳥肌が出る寒さ。そんな中作業は順調に進み一時間半程度で作業が終了しました。

午後は晩御飯の材料を買出ししながら中村神社の桜を眺めに行きました。
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相馬神社南側、相高裏通り。
地元の中学生が格好つけながら自転車を片手で蛇行運転とか微笑ましい限りです。
俺も年をとったなぁ。と、オジさんのニヤニヤが止まりません。
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例年であればとうに行灯が吊り下げられ、露店も立ち並ぶはずの公園内。
今年はやっぱり、お祭り気分はお預けのようです。

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自分へのご褒美とばかりにギャラリー&珈琲「志緒里」本店の日替わりランチ。
今日のメニューはエビピラフでした。
普通盛ですが、量はそこそこ、味もまぁまぁ、お値段もお手ごろ。
駅前のビルにもお店を出していて、イイ感じの店構えです。

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小泉川の桜並木。

来年はもっとにぎやかな花見になるといいなぁ。
おしまい。

初物 による 自然 への投稿 (2011/04/18)

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黒い雨   2 comments

と言う小説があるのをご存知でしょうか?
今となっては遠い昔とも言える太平洋戦争末期、日本の広島県広島市に投下された原爆をモチーフとした小説の事です。
主人公の女性は原爆による一時被曝を免れたものの、放射性降下物を含んだ「黒い雨」によって被曝してしまい、十数年後やっと決まった縁談話を前に・・・というとんでもなく救いのない話でした。
広島にも風評被害はありました。
原爆の閃光を「ピカ」と呼び、戦争の被害者にも拘らず「ピカの毒が移る」とか火傷の痕を指して「ケロイド」などと呼ばれて迫害されたのです。福島の原発と違い、原爆による放射線被曝はケタ違いです。「被曝」などと言う生易しいものではなかったはずです。閃光を見たものは放射線に貫かれ、熱線によって焼かれ、爆風によって粉々になってしまいました。そして、広島は人の住めない町になるといわれたのです。
現在どうでしょう?
広島は目覚しい復興を遂げ、その暗い歴史に真正面から向き合い発展してきました。
福島も同じです。いずれは、長い年月がかかろうとも復活できるのです。
それから半世紀以上が経ちました。
科学技術も人々の知性も大いに進化して豊かな生活が送れるようになりました。
ですが、人々の心は未だに50年前のままだということが残念でなりません。
東京電力や政府の姿勢は厳しく糾弾されなくてはなりません。
原発を誘致したんだからそれぐらい覚悟はあったんだろうと批難する人もいます。事実、福島県の行政も自治体の電力交付金を巡る馴れ合い体質も結局は住民が選択した結果だろうといわれればそこまでです。
ですが、一夜にして全ての財産を失い原発が出来るより前から先祖代々受け継がれてきた土地すらも捨てなければならなかった住民に何の瑕疵があったと言うのでしょうか。
放射線も放射性物質も、正しい知識さえあれば全く問題にはなりません。
むしろ時にその存在は有益なことでさえあります。
現在のヒステリックな反応はそのまま原子力を巡る無知と無理解の裏返しから来る恐怖そのものだといえます。心無い人の流言が人々の恐怖心を煽り、その煽りを恐れた人々がさらに心無い行動をとる。
実に、実に心の貧しい人間性だと思いませんか。
病気にも拘らず放射性物質による汚染は無いとの証明書がないと病院すら受診できない。汚染地域でもないのに根拠が無く同じ自治体にいたと言うだけで排斥しようとする。
半世紀にもわたる東洋の奇跡とも呼ばれた経済復興が産み出した日本人とはこんなバカげた人種だったのかと戦慄すら覚えます。
僕の住む相馬市は避難地域でも、屋内退避指定地域でもありません。
でも、町のあちこちで放射線が常に計測され、高々数μSvの数値にああだこうだとおおさわぎしています。
隣町に至っては行政の職員は真っ白な防護服に身を包み、住民をまるで病原菌のように扱っています。
あんな薄っぺらな防護服では内部被爆を避けるのがせいぜい。仕事が終わればそれを脱いで放射性物質が降り注いでいる(かもしれない)宿舎なり家なりに戻るわけです。全く意味が無いと思うんですがどうでしょう?
むしろ原発の逆で家はエアロックと除線用の水洗装置を完備して完全に密閉し、HEPAフィルター付きの換気装置で空気を取り込み、生活用水を含む飲料水はRO膜でろ過して飲むぐらいのガッツが無ければ影響は避けられません。
多分それは裏を返せば「恐怖」なんだと思います。
頭で分かっていても目に見えない、味も無い、色も無い、感じることも出来ない物。そんな幽霊を彷彿とさせるような存在はこれ以上ないかもしれません。
それを克服しろと言う人がいても、無理です。
理屈を人並み以上に理解していると自負する僕だって正直怖い気持ちに変わりはありません。
「もしかしたら」
「まさか」
「どうしよう、怖い!」
誰だって同じなのです。
でも、それを同じだからといって他人に押し付けたら、誰も信じられなくなります。
猜疑心と言うのは自分が他人にやったから、自分がやられるかも、という危機意識の裏返しです。一度芽生えてしまえば絶対に取り払うことは出来ません。
他人を疑わなくては生きていけない人生。
そんなつまらない人生、僕はゴメンです。
福島県に住む人間だから言うのではありません。
「放射能怖い」を「困ったときはお互い様」と言い換えるだけで、自分の心も他人の心も大いに温めることができるんです。
そんな言葉一つで世界が変わる。
そういう強靭な心を持つ人間に、僕はなりたい。

初物 による エネルギー, 自然災害, 人災 への投稿 (2011/04/16)

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終わり見えない福島原発事故、反原発の動きに勢い   Leave a comment

題名はmixiのニュースより。
別に原発に反対しようが賛成しようが自分にはどうでもいいのだが。

正直に言うと、全国の電力会社が全て原発を停止すると困るのは東京都だけ。
他の都市は通常の火力だけでも十分にまかなえる状態にある。

水力発電、太陽光発電や太陽熱発電、風力、地熱、波力、潮力、海洋温度差発電・・・再生可能エネルギーはいっぱいあるんです。
でも、実用に耐えうる発電能力となると、未だに大規模火力か原子力しかない。

試算によると、水力、太陽光、地熱、風力は完全な大規模開発が可能であれば日本の電力需要を完全にカバーできるぐらいのポテンシャルはあるらしい。
でも、なんで開発が進んでいないのかを理解していない。無論、原子力利権を手放したくない電力会社の消極的姿勢もあるのだけれど。

・火力発電→CO2減らす政府の意向で開発規制→ヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉー
       →しかも燃料高で他の再生可能エネルギーとコストの面で余り変わらない。

・水力発電→(左寄りの人が)無駄な開発、ダム利権、故郷が水に沈む、自然が失われる
       →はんたーいヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉー

・太陽光発電→大規模な敷地を得ることが難しいと言う電力会社の建前
        →(電力会社が)消極的ヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉー
         (太陽光発電パネルを背負っていてもオール電化の家は効率がいいだけで消費量自体はうp)

・太陽熱発電→(建前は)敷地が無ぇ。→(電力会社が)むりぃぃヽ( ゚д゚ )ノ ぃぃぃぃぃぃぃぃぃー

・地熱発電→(地元の温泉組合が)お湯が出なくなるからはんたーいヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉー

・風力→(自然保護団体がガソリンをぶん撒きながら)低周波被害や野鳥に被害があるからはんたーいヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉー

・波力、潮力、海洋温度差→津波あったし大丈夫?→わかんなーいヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉー

大体が規制の雁字搦めになっていて、実用に耐えうる大規模開発が出来ない状態にあるのです。
そういう背景を知らないで、反対だけを主張する市民団体って頭が残念だなぁと思う。
一部の人間に全体が踊らされている左寄りの特徴が如実に出ている。

再生可能エネルギー大規模開発を規制する法律を撤廃しろー!ヽ( ゚д゚ )ノ ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉーって叫ぶ市民団体っていないよね。

緊急地震速報   Leave a comment

auのサービスに緊急地震速報というものがあります。
文字通り大地震がくる前に速報を出してくれると言うものです。
あの日僕は家の二階で犬と戯れながらTVを見てました。
程なく地震速報が鳴り響き、地震の来襲を告げました。

まさかあんなことになるとは思わず、ただ「勘弁してよね~」としか思いませんでした。その十数秒後最初の揺れが我が家を襲ったのです。
はじめはそれほど強いと思いませんでしたが、徐々にその揺れは大きくなっていきました。
TVはひっくり返り、棚に載せてあった本や雑誌は滑り落ち、ストーブにかけていたヤカンは転がり落ちて熱湯が飛び散りました。
柱は軋み、壁はひび割れ、瓦が落ちる音は地鳴りでかき消されました。
犬を抱え恐怖で動くこともできずひたすら揺れが収まるのを待ちました。
階下には祖母がいるはずでしたが、正直なところ”死ぬかもしれない”自分の命の事しか考えませんでした。

我が家は瓦の屋根が一部落ちましたが、断水も停電も起きず後日分かる原発の影響も少なくてすみ非常に幸運だったと思います。
先日、余震と思われる強い地震に襲われましたが、またも幸運を拾いました。

携帯の速報履歴はここ一ヶ月でかつて無いほどの量になりました。
隣町に住む親類は家は流されましたが、一族は無事で近くに住む息子夫婦の自宅も無事だったためほかの被災した人と比べれば幸運な部類だったかもしれません。
両隣に住んでいた人たちは助からなかったと聞きました。

この世はなにが幸運でなにが不運かわかりません。これからどうなるかも分かりません。
とりあえず、頑張れるところまで頑張って、これ以上頑張れないってところになったら、またいろいろ考えてみます。

この携帯の履歴はこの先も「未曾有の大災害」の記憶の一つとして僕の携帯に残り続けるのです。

いつの間にか。   Leave a comment

東京電力の株価が\400台回復・・・。
買っておけばよかったな~。

初物 による 未分類 への投稿 (2011/04/08)

TEPCOの株価。   Leave a comment

連日話題を振りまくってる東京電力。
事前通告なしで廃液垂れ流したり、これほどの騒ぎにしておきながら各自治体への見舞金はたったの\20,000,000とかやらかして、明日はどんな騒ぎが巻き起こるんだろうとドキドキワクワクムネ熱な初物ですこんばんは。

WindowsMobileにはMSNマネーというアプリが提供されていて、MSNのサイト経由で株価の動向を知ることができるのです。
僕は個人で株をやってます。大した金額ではないし、まぁパチンコよりはいい趣味かなと思っている程度なのですが。
さてさて、ぼくがめいんで使っているモバイルはIS02というauに忘れ去られそうになっている可哀想な子です。ハードウェアキーを搭載しながら世界最薄のボディや最近話題の地震速報にも対応していたりとなかなか高機能なんですが、まぁバッテリーが相当に弱かったり、キャリアメールに対応しなかったりでISシリーズ内ではかなり残念な子扱いになってます。

そんな汚名を少しでも挽回すべく、金融にも使える底力をお見せしましょう。

MSNマネーをスクリーンショットで。
株価は我等がTEPCO。なかなかのマネーゲームっぷり。
一度は売り払ったけど、また買おうかな。


連日のストップ安。
それでもメインバンクに融資を求める際にもっとも格が高い条件を要求したり、どこからその自信がでているのかと不思議なくらい。
これ、\250割ったら俺もまた買おうかと思っている。
実際潰さないだろうから株主になってひっかき回してやろうと考えている。

今年は請戸の鮭は食べれないかもしれないな。

初物 による 自然災害, 人災 への投稿 (2011/04/06)

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明日は補給ミッション。   Leave a comment

新地町の避難所に物資を届けてくる。
自分の親類向けだから持って行くのが微妙~(>_<)

初物 による 未分類 への投稿 (2011/04/06)

野次馬増加 - 被災地にて。   Leave a comment

隣町の新地に行って来た。
大叔父は一族こそ無事だったものの、家は流されて土台しか残っていなかった。
下流のほうに何かあるかもと消極的ながら少しだけ町のほうを歩いてみた。

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実物大の映画のセットではない。
人が乗り、線路を走り、駅を結んでいた文明の利器。
ただただ、ため息が出るばかり。

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だだっ広く、平らにされてしまった。
未だに警察や自衛隊がせわしなく駆け回り、捜索を続けているようだった。
焦げ臭いような、なんとも言いようの無い匂いが現場と言うにはあまりにも広大な土地を包む。
休憩のために車両に引き上げた集団が一人二人と近くの茂みに駆け込む。
ああ、立ちションか。
不謹慎とはいえないよな・・・。

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朽ちた防潮堤の上で何かを撮る人。
練馬区からの“緊急車両”に乗った集団がパチパチ写真を撮っていた。
ラメの入った「緊急車両通行許可証」は明らかに偽者臭かった。
タイヤに釘でも立て掛けて置いてあげようと親切心を持ったが、止めた。ゴミが増えて警察の邪魔だ。

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復旧が早いなと砂利道を歩いた。
振り返ったら駅舎。

線路だった。

初物 による 自然災害 への投稿 (2011/04/05)

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クラシアンでも呼ぶ気か。   Leave a comment

■新聞紙・おがくず投入も水流出減らず…福島原発
(読売新聞 – 04月03日 17:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1556999&media_id=20
何と言っていいのやら。
最新設備の原子力発電所ももはやこんな原始的な方法に頼らざるを得ないとは。
大体にて、コンクリートを相当流し込んだことだろうがそれでも水が止まらないとなればそれ以前の問題だろう。
水量から言って同規模の質量以上を投入できなければ普通の考えでは止水できない。
溢れる水は間違いなく海水で、それも使用済み核燃料にぶっ掛けた水が流れてきているのは間違いない。まして、サプレッションチャンバが破裂し亀裂の入ったトーラス室(MarkI型のドーナッツのような形状のサブレッションチャンバを保持する部屋)から外部に流出等と言うのはわからないはずが無い。寧ろ隠しているだろうとしか思えない。
継続した建屋内への注水。周辺への水溶性有色アクリル樹脂を敷地内に撒いて飛散防止。ヤードからの汚染水流出を止水・・・と続けたいところだろうが、無理な話だ。
注水された水は相当量になるはずだ。それでも建屋から水が溢れてこないと言うことは、言うまでも無く建屋に穴が開いていることに他ならない。ご自慢の原子炉を守る五つの壁に、である。
いや、水密扉やバルブが意図的に開放されている恐れすらある。
根本的に言えば、相当量の流出が確認できるのであれば寧ろある程度の漏水は止めるべきではない。
なぜか。風呂桶の栓を止めたら今度は天辺から溢れてくるからだ。
内部が完全に水没すれば今度は配管やポンプにアクセスすることすら出来なくなる。
まして、PCVに存在するドライウェルという部屋は「濡れては困る原子炉重要設備」を格納する場所である。それを頭から海水をこれでもかとたっぷりとぶっ掛けている。これで無事な電装機器があったら日本の技術は世界一どころか太陽系一だろう。
配線が水没して電気系統がオシャカになっている可能性だってある(既に実証済みだが)。
とりあえずは隔離時余熱除去系(RCIC)の復旧を目指すとのことだが、その主水源となるサプレッションプールは穴が開き、その冷却システムたるRHR系は水没、海水との熱交換を司るRHRS系はポンプが被災しいつ復旧できるか分からない。
ましてRPVの健全性がどうなっているかも分からない。保安院の福田モドキが他人事のように言っていた制御棒挿入口からの漏水ともなれば、濃密な放射性物質汚染水がダイレクトに流れ出てくるのだ。
一節にはドライウェルやサプレッションチャンバの水密扉は既に開いており、そこから建屋内にだだ漏れしていると言う未確認情報すらある。
流出を止める作業など水をぶち込み続けている以上無駄な行為だ。ならば、少しでも早くセンサー類の回復、冷却装置の復旧を目指すべきだ。
もう口先だけのごまかしでは通用しない。
それでも「政治的配慮」とやらで未だにウソをつき続けている。
東京電力のおつむのレベルは幼稚園児以下か。
詰んでる。
何を言ってもやっても、安全神話など最初から存在しなかったのだ。
今まで作業員の努力によってかろうじて事故が無かったと言うだけに過ぎない。
自分たちではどうすることも出来ず、最善の努力をしている自衛隊でさえ、国からの予算が削られ装備が減らされヒィヒィ言ってるような状況だ。ほとんどが手作業に頼らざるを得ない状況下で、またしても東京電力は殿様気分を捨てきれない。
最近の報道で「造血幹細胞の事前採取拒否」は政治的配慮だったことが報道された。
あきれた。未だに体裁が大事だとは。
報道でバツが悪くなったのか、下請け会社の社員の「造血幹細胞事前採取」を行うと発表した。それも希望者だけ、費用は自腹である。
すさまじい会社を福島県は受け入れていたのだ。
風評被害を恐れて各地の東京電力関連施設は表看板から東京電力の看板を隠しているそうだ。与党を担う民主党もボランティア参加の場合は風評被害を懸念し、身元を隠して行えとの通達を出している。
会社も会社なら政府も政府か。
東京都民の皆さんごめん。電気は大切だ。切実にそう思う。
未曾有の事故が起き、危険性が露呈してしまった以上、電気が必要なら関東圏に作ればいいじゃないかともいえない。
それでも、東京電力はさっさと原発を撤去して二度と福島の地に足を踏み入れないで欲しいと言いたい。
農業を殺し、人を殺し、町を殺し、二度と人の住めない場所を作ってしまった。
被災者を保護する活動さえ行わず(有償でなら受け入れますと言う豪胆さである)、
補償も国任せ。口だけの謝罪ばかり続け、責任の所在すら明らかにしない。自分のケツさえまともにふけない会社なのだ。
原子力事故の覚悟は多少はあったろう。でも、これではあまりにもひどすぎる。これ以上の言葉が出ない。人殺し会社と呼んで然るべき企業だったのだ。
ここまでは短期決戦だ。まだカバーできる資材はあるだろう。
でも、これから復興に向けて農地を耕し作物を育てなくてはいけない季節がやってくる。
いずれは食料備蓄も底を突く。
でも、未だに畑や田んぼは放置されたままだ。

-閑話休題-
CNNの取材班が東京電力の社員量に突撃取材を敢行し、そのクズっぷりを見たときにはすがすがしささえ感じた。
明日、東京電力の持ち株全部売り払ってくるよ。

初物 による 自然災害, 人災 への投稿 (2011/04/04)

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